土壇場で離婚をキャンセルした夫婦

無料相談実施中!【受付】年中無休 9:00~23:000120-219-888

土壇場で離婚をキャンセルした夫婦

子どもの虐待のニュースが後を絶ちません。
家庭や学校、児童相談所に任せきりにするのではなく、国をあげて早急に対策を講じる必要性を痛感している、行政書士の阿久津です。(>_
苦労して作り上げた離婚協議書も無駄になってしまうこともあるのです。
今回は、そんなお話です。

仮にAさん夫婦としましょう。
Aさん夫婦は離婚することに合意し、慰謝料や財産分与などの取り決めもほぼまとまった時点で、離婚協議書の作成を依頼してきました。
夫婦からお話を聞き、内容を確認しながら離婚協議書を作成し、出来上がった旨、連絡を入れると、
「すいません。慰謝料の金額を変更したいのです。夫も納得してくれたので、今からでも変更できますか?」
と、奥さま。
すぐに金額の修正に入りましたが、翌日、今度はご主人から、
「妻とよく話し合い、財産分与の内容を少し変えたいのですが、、、。」
と、お願いされました。
Aさん夫婦に直接会って最終確認した方が確実だと判断し、面談日時を調整しました。
Aさん夫婦と面談にて、離婚協議書の内容を一つ一つ確認し、変更がありそうな部分は保留にしておき、後日変更点を確認し、修正も加え、やっと離婚協議書が完成しました。
私の事務所にて署名押印を行うことになっており、約束の時間にAさん夫婦はやってきました。
ご主人が先に離婚協議書に署名押印し、奥さまが署名するとき、突然奥さまが泣き出しました。
「やっぱり、離婚はしたくない。出来ない!」
「お前が離婚したいって言うから、俺も嫌だけどお前の気持ちを尊重したんじゃないか。」
「協議離婚は夫婦の意思が尊重されます。離婚したくない、離婚に応じたくないのであれば、離婚は保留にして、もう少しよく考えてみましょうか?」
と、専門家として冷静を装いながら言うしかなかった私。
「すいません、先生。そうしてもらえますか?料金は払いますが、離婚協議書は預かってもらってていいですか。」

結局Aさん夫婦は再度話し合い1週間後、離婚協議書を破棄し、離婚しないでこのまま夫婦を続ける選択をしました。
離婚協議書を作成するのに、何度も書き直しや面談を重ねましたが、その過程で夫婦のこれまでのことや今後のことを深く考えられたようです。
土壇場で離婚をキャンセルし、完成した離婚協議書は無駄になってしまいましたが、夫婦は別れずに済んだので、良かったと思うことにしました。

以上、土壇場で離婚をキャンセルした夫婦のお話でした。
それでは、また次回お会いしましょう。

ページ一覧に戻る