財産分与~貯金編~

無料相談実施中!【受付】年中無休 9:00~23:000120-219-888

財産分与~貯金編~

実家で数年ぶりに炬燵を出しました。
私はずっとヒーターやエアコンだったのですが、久々に炬燵に入り懐かしさと同時に炬燵の暖かさを再認識した、行政書士の阿久津です。(#^.^#)

離婚時の財産分与の対象物とその注意について分かりやすく説明するシリーズ。
初回は、財産分与の中で一番多い対象物である貯金についてです。

貯金の財産分与の方法は至って簡単です。
銀行の口座から貯金をおろして、或いは定期預金などにしてある場合は解約して目の前に並べ、夫婦で半分こすればいいのです。
しかし、そう簡単にいかない場合があるのです。
以下は、貯金の財産分与で揉めた事例です。

(1)夫名義の定期預金が500万円
Aさん夫婦は離婚する際、夫名義の定期預金500万円の財産分与で揉めました。
500万円の預金は、夫が結婚後懸命に働き、毎月の生活費とは別に定期預金で貯めたものです。この預金を、夫は自分の単独財産だと主張し、財産分与として2分の1を請求している妻と対立しました。夫が頑張って貯めた500万円ですが、婚姻期間中に築いた財産ですから夫単独の財産にはなりません。Aさん夫婦は裁判まで争うつもりはなかったので、話し合いにおいて夫が300万円、妻が200万円の分与で合意しました。

(2)妻のヘソクリが100万円
妻のヘソクリが100万円もあることが発覚したBさん夫婦。離婚時の財産分与で、このヘソクリが問題になりました。ヘソクリは生活費をやりくり(節約)して貯めた妻の功績なのだから、夫に半分を分与するのは納得いかないというのが妻の考えです。
ヘソクリは、バレなければ財産分与の対象にはなりませんがBさん夫婦の場合は離婚前にヘソクリがバレていました。ヘソクリといえど、夫婦の共有財産ですから、Bさん夫婦は結局等分しました。

(3)相続した預金1000万円
Cさん夫妻は妻の預金にある1000万円の分与を巡って争いになりました。妻の口座にある1000万円は、妻の父親から相続したものでした。夫は、自分の給与でずっと生活していたのだから、相続した預金の2割程度は財産分与として請求したいと主張しましたが、相続財産は離婚時の財産分与の対象とならないため、夫は諦めました。

単独名義の預金、へそくり、親から相続した財産。これらが離婚時の財産分与の対象となるのかどうか分からないままに離婚協議をすすめてしまうと、後々後悔するような結果になることもあるのです。
財産分与について、不明なことや納得いかないことがあれば有耶無耶にしないで専門家に相談するのが賢明ですね。

それでは、また次回お会いしましょう。

ページ一覧に戻る