お墓と離婚の問題~お墓は財産分与の対象?~

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お墓と離婚の問題~お墓は財産分与の対象?~

異常な早さで梅雨明けした関東地方ですが、昨日から雨続きです。
西日本では大雨による深刻な被害が出ていますが、これ以上、大きな被害が出ないようにと祈る気持ちの、行政書士の阿久津です。(>_<)

行政書士・夫婦カウンセラーとして多くの離婚問題に対応させていただいていますが、お墓が問題となった事例も少なくありません。
特に多かったのが、お墓の財産分与についてと、離婚後に自分が入ることになるお墓についての問題でした。今回は、お墓の財産分与についてお話しましょう。

<お墓(墓地)は不動産とは違う>
交通の便が良く、きれいに整備された公園墓地などの分譲は人気で、実家にある先祖代々のお墓に入るより、公園墓地などを生前に購入する夫婦も増えています。ところが墓地を購入後、離婚することになってしまった場合、購入した墓地はどうなるのでしょうか?
墓地を不動産と勘違いされている方が多いのですが、墓地は不動産とは異なります。墓地の購入とは、すなわち土地の所有権を購入するのではなく、永代使用権(子孫代々が墓地として使用する権利)の購入のことなのです。墓地の購入は永代使用権の購入に過ぎないので、住宅地などの不動産のように売却したり他人に貸したりすることはできないのです。
このようなことから、お墓は財産分与の対象となりません。

<お墓を財産分与したい場合>
離婚することで購入した墓地が不要になり、管理会社などへ永代使用権を返すことになっても、購入時に納めた永代使用料は戻ってこないことがほとんどです。なので、夫婦のどちらかが離婚後も墓地を使用する方が賢明かも知れません。
ある事例で、夫の退職金を使って200万円の墓地を購入した夫婦が離婚することになりました。夫は実家のお墓に入ることも可能だったので、妻がそのお墓を使うことになり、妻が夫へ60万円の現金を支払うことでお墓の財産分与が成立しました。
このように、お墓は財産分与の対象にはなりませんが、事情によっては、お墓を使用する方が使用しない方へ、購入時の30〜50%の金額を財産分与として支払うケースもあります。

以上、お墓と離婚の問題〜お墓は財産分与の対象?〜、についてでした。
次回は、離婚後に自分が入るお墓についてお話します。

それでは、また次回お会いしましょう。

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