財産分与の対象と分け方(貯金編)

無料相談実施中!【受付】年中無休 9:00~23:000120-219-888

財産分与の対象と分け方(貯金編)

先日、ひとり親家庭(母子家庭)支援事業に関する会議があり、出席してきました。
議長を務めさせていただいたのですが、私自身学ぶべきことが多く、とても有意義な会議でした。
ひとり親家庭を支援するための制度は地域ごとに沢山あるので、特に母子家庭のママさんには積極的に情報収集をして、利用できる支援制度はどんどん活用して欲しいと思う、行政書士の阿久津です。(^-^)

離婚する際には様々な取り決めが必要になりますが、財産分与もそのひとつです。
財産分与とは、婚姻期間中に夫婦で築き上げた財産の清算のことです。
今回は財産分与の対象となるものと、その分け方(分与)について5回に分けて説明していきます。
第1回目は貯金の財産分与についてです。

離婚時の財産分与で代表的なものが貯金です。
財産分与の対象となる貯金とは、夫婦が結婚してから離婚するまでに貯めたお金です。
夫名義でも妻名義のものであっても、婚姻期間中に貯めたものは夫婦の共有財産ですから分与の対象になりますが、次のような貯金は財産分与の対象とならないので注意しましょう。
①結婚する前から持っていた貯金
結婚する前から夫(妻)が持っていた貯金は個人の特有財産であるため、財産分与の対象にはなりません。

②親や親類から貰ったお金
婚姻期間中に、夫(妻)の両親や祖父母などから夫(妻)に対して贈与されたお金も分与の対象にはなりません。夫婦で築き上げた共有財産には該当しないからです。

③相続した財産(お金)
親などから相続した財産(お金)も夫婦の共有財産には該当しません。

そして、よく質問されるのが「へそくり」についてです。
へそくりは財産分与の対象になるのか、ならないのか?についてです。
婚姻期間中、妻(夫)がこっそり相手に分からないように貯めたお金=へそくりも原則、財産分与の対象となります。
しかし、相手がへそくりの存在を知らないままだったり、へそくりをしていると疑ってもへそくりが預けてある金融機関名や支店が分からない状態だと、分与を求めるのは難しくなるでしょう。

貯金の分与方法は、原則2分の1です。
夫がサラリーマンで妻が専業主婦だった夫婦の例で説明しましょう。
この夫婦には結婚してから貯めた300万円の貯金がありました。この貯金は夫名義のもので、夫の給与から少しずつ貯金したものです。夫の給与で生活していた妻にはこの貯金の半分の150万円を財産分与として請求する権利はないと考える人もいますが、間違いです。
夫の給与から貯めた貯金で夫名義のものであっても、婚姻期間中に築いた財産は夫婦の共有財産となり、専業主婦の妻も財産分与として貯金の半分を貰う権利があるのです。

以上、財産分与(貯金編)についてでした。
次回は、財産分与(家編)についてです。
それでは、また次回お会いしましょう。

ページ一覧に戻る