法律で定められた5つの離婚理由とは?~②悪意の遺棄~

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法律で定められた5つの離婚理由とは?~②悪意の遺棄~

毎朝5時30分に起きて、娘の弁当作りや朝食の用意をしているのですが、この時期この時間は真っ暗で、星がきれいに見えます。
しかし、寒い!
目は覚めるのですが、寒くて布団から出るのに相当な勇気が必要な行政書士の阿久津です。(>_<)

法律で定められている5つの離婚原因について分かりやすく説明していくシリーズ、2回目の今日は「悪意の遺棄」についてです。
法律上の離婚原因として、民法770条1項2号には「配偶者から悪意で遺棄されたとき」とあります。
また難しい言葉が出てきましたね。
「悪意の遺棄」
悪意の遺棄って言葉、通常なかなか使いませんし、耳にすることもないですよね。
悪意の遺棄とは、困窮することを知りながらわざと夫(妻)を捨てて顧みないこと、置き去りにすることです。
夫婦には、同居して生活の為にお互いに協力、助け合う義務があります(民法752条・扶養義務より)
ところが、夫(妻)は、生活に困窮することを知りながら妻(夫)を置いて、家を出てしまい、困り果てている状況を知ってもなお無視を続けているような状態が、悪意の遺棄と見なされるわけです。

悪意の遺棄の具体例をあげてみましょう。

具体例1
病気で入院している夫を一切看病しない妻がいました。困った夫は実の姉に看病をお願いしました。妻は働いていましたが、夫名義の預金を自身の生活費にあて、自身の給与は海外旅行などの豪遊に使っていたのです。夫の親族がこの事実を知り、妻に豪遊を止め、夫の看病をするように注意しましたが応じないような場合は悪意の遺棄にあたります。

具体例2
専業主婦の妻を置いて、夫が勝手に家を出てしまい、若い女性と生活をはじめました。わずかな生活費を妻には残してきましたが、やがて足りなくなり、夫へ生活費が足りないことや、若い女性との同居を止めて家に戻るよう、連絡しても無視され続けている場合も悪意の遺棄に該当するでしょう。

法定離婚原因の「配偶者から悪意で遺棄されたとき」について、少しは理解を深めていただけたことと思います。

ところで、「別居」は悪意の遺棄にあたるのでしょうか?
別居は夫婦の同居義務、扶養義務に反しており、悪意の遺棄にあたるように思われますが、別居の理由にもよります。
例えば配偶者からのDVが理由で別居した場合などは、悪意の遺棄には該当しません。
また、夫婦が同意の上で別居している場合も、悪意の遺棄にはなりません。

以上、法律で定められている5つの離婚原因~②悪意の遺棄~についてでした。
次回は、5つの離婚原因~③3年以上生死不明~についてお話しします。
それでは、また次回お会いしましょう。

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