伊丹市の面会交流事件に思うこと

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伊丹市の面会交流事件に思うこと

今日から6月。
うちの事務所も本格的にクールビズ。
あれ?去年着た夏の服がちょっぴりきついような感じがするけど、きっと気のせい、いや絶対気のせいと、無理やり思い込みながら仕事をしている行政書士の阿久津です(^◇^)

今年の4月に兵庫県伊丹市で、面会交流中に父親が4歳の長女を殺害し、父親も自殺するという大変痛ましい事件がおきました。

女の子の両親は去年11月に離婚し、女の子は母親が親権者となり、離れて暮らす父親と月に1回の面会交流の約束がありました。

離婚問題を取り扱う行政書士としても、とても気になるニュースだったので、事件の経緯を調べてみました。

女の子の両親は、離婚時に取り決めが必要な養育費や面会の回数について家庭裁判所の調停を行いましたが折り合えず、調停から審判に移行し、養育費と面会交流の頻度が決定しました。

そして、事件当日は、審判後はじめての面会日でした。
女の子は父親と会うことを喜んでいたとのことですが、母親は父親(元夫)に対して強い恐怖心を抱いており、面会交流を支援する第三者機関の団体などの利用を検討していたようですが、近隣にそのような支援団体がなかったことや利用料金が高かったことで断念したのことです。

父親は婚姻期間中、借金を繰り返し、感情の起伏が激しく時には家具を壊したりなどの暴力行為もあり、精神的に不安定だったようです。離婚後は更に精神状態が不安定だったようで、会社を休職していたこと、精神科に通院していたことも判明しました。

女の子の母親は離婚後、元夫の様子をまったく知りませんでした。
「面会の前に現状を把握していたら、対策が取れたかもしれない。」
と大変悔やんでいます。
わが子の命を理不尽に奪われてしまった母親の心痛を思うと言葉もありません。

弁護士にも相談し、家庭裁判所を介して養育費や面会交流の取り決めを行えば、大丈夫という安心感や信頼感もあったはずです。
それだけに、専門家としてやりきれない思いでいっぱいです。
面会交流の取り決めは、月に1回、時間は午前10時から午後5時までと、細かく決めることまでできても、実際に面会交流が安全に行われるかどうかを予見することはできなかったのでしょうか?
どうすれば、女の子が命を落とさずに母親の元へ帰ってくることができたのでしょうか?
そして、どうすれば今回のような面会交流中の悲劇は防げるのでしょうか?
次回は、こういったことについて考えてみます。

それでは、また次回お会いしましょう。

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