親権と児童虐待の問題

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親権と児童虐待の問題

今日から9月ですね。
朝晩の涼しい空気に秋の気配を感じ、なぜかホッとしている行政書士の阿久津です。(#^.^#)

子どもへの虐待のニュースが後を絶ちません。
増え続けている児童虐待は、離婚率の高さも原因の一つになっています。
今回は、親権と児童虐待の問題についてお話しましょう。

親権の押し付け合い
離婚時、「子どもの親権は自分が取りたい!」と夫婦双方が主張し争いになることはよくあるケースですが、この逆、子どもの親権を押し付け合うケースもあるのです。
若い夫婦に多く見られるのが特徴で、既に恋人がいたり、自分の仕事や生活の中で子どもの世話が困難という身勝手な理由から双方が相手配偶者へ子どもの親権を押し付けようとするのです。

親としての責任と子どもへの愛情の欠如
次のような事例がありました。
(1)恋人を作った母親
夫の浮気が原因で離婚。夫は子どもの養育費は払う代わりに子どもの親権を強引に妻と主張しました。離婚後、母親は寂しさから恋人を作り、子どもの存在が邪魔に。夜遅く、子どもが1人で母親を探し、泣きながら道路を歩いているところを警察に保護されました。

(2)満足な食事を与えない父親
性格の不一致で離婚。気が強い妻は自分中心で仕事のスキルアップの為に子どもの親権を夫に押し付けて海外へ行ってしまいました。父親と一緒に暮らすことになった幼い子どもは、父親から満足に食事を与えられず、標準よりかなり痩せていました。子どもの保育園が不審に思い、児童相談所へ通報し、子どもは保護されました。

以上の事例は、親権を押し付け合って離婚。
親権者となっても、親としての責任と子どもへの愛情が欠如していることが原因となったケースです。幸い、早期に子どもは保護されましたが、運が悪ければ命にも係わる事態になっていたかも知れないのです。

協議離婚と子どもの親権
離婚の9割以上が夫婦の話し合いによる協議離婚です。その中で、子どもの親権についても話し合いで決められます。上記のように、親としての責任や子どもへの愛情が欠如している夫婦の場合は、離婚後に子どもがどのような生活をすることになるのかなど、真摯に考えようとはしません。大切な子どもの親権についての話し合いも、押し付け合うような形で簡単に決めてしまうことも、子どもへの虐待という結果を招いてしまう要因になっているように思えます。
離婚時の子どもの親権については、夫婦が話し合いで決めるスタンスを尊重しつつ、行政機関なども意見が言えたり、見守ることができるような仕組み作りの必要性を感じます。

それでは、また次回お会いしましょう。

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