離婚時の年金分割制度~④年金分割の代わりに~

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離婚時の年金分割制度~④年金分割の代わりに~

山形県や新潟県を中心とした昨夜の震度6強を記録した地震。
揺れが大きかった地域のみなさん、大丈夫だったでしょうか。
関東地方も嫌な揺れ方をしました。
地震はいつやってくるか分かりませんね。日頃からの備えの重要性を改めて感じた行政書士の阿久津です。(´・ω・`)

離婚する時に婚姻期間中の年金を分け合える年金分割制度について、分かりやすく説明するシリーズ、最終回は年金分割の代わりについてのお話(アドバイス)です。

年金分割制度のうち、離婚時に夫婦の合意が必要な「合意分割」は、何かと面倒で手続きも煩わしいと思う方は多いのではないでしょうか。
夫婦間の合意が不要で手続きも簡単な自動分割の「3号分割」だけ年金分割できればいいかなと思う方は、以下にまとめた年金分割に代わるものについて参考にしてみてください。

(1)貯金等の財産分与を多めに
年金分割は、財産分与の一部と考えられています。夫婦に財産分与の対象となる貯金等があるのであれば、合意分割部分の年金分割を請求しない代わりに貯金を多めに財産分与してもらうという考え方もあります。
例えば、財産分与の対象となる貯金が500万円あったとします。250万円ずつ分け合うのが一般的ですが、年金の合意分割を請求しない代わりに妻が100万円多い350万円、夫が150万円で財産分与します。

(2)慰謝料に上乗せ
年金分割の請求をされる側の配偶者に離婚原因(浮気やDVなど)があり、慰謝料を支払ってもらえるのであれば、その慰謝料の金額に合意分割の年金額相当分を上乗せして支払ってもらうという方法もありでしょう。
例えば、夫から妻へ慰謝料として300万円を支払うことになっていたとします。妻は合意分割の年金を請求しない代わりに、100万円(合意分割の年金相当分)を慰謝料に上乗せして計400万円の慰謝料を請求します。

(3)養育費の増額や延長
離婚する夫婦に子どもがいて、養育費の取り決めをする場合、合意分割の年金相当分を養育費の増額や支払い期間の延長という条件に代えることも可能です。
例えば、毎月の養育費5万円を6万円に増額したり、養育費の支払期間が18歳の3月までを20歳の3月までに延長するなどの条件に代える方法もあります。

いかがでしたか?
年金の合意分割が複雑で面倒と思う場合は、合意分割部分の年金分割を敢えて請求せず、上記いずれかの方法で年金を上乗せしてもらうことを考えてはいかがでしょうか。
特に30代40代と若い夫婦の場合は、合意分割部分の年金の金額は少ない場合が多く、養育費や財産分与などを少しでも多くもらって離婚する方が賢明かも知れませんね。

それでは、また次回お会いしましょう。

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