離婚時の年金分割制度~①よくある勘違い~

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離婚時の年金分割制度~①よくある勘違い~

南海キャンディーズの山里亮太さんと女優の蒼井優さんが結婚したニュースに、驚いた方も多いのではないでしょうか。
記者会見で笑いを交えながらもお互いの考えや気持ちをしっかりと話す2人の様子を見て、とってもお似合いじゃないか!と思った行政書士の阿久津です。(*^_^*)

離婚時の年金分割制度をご存知でしょうか?
制度の名前は聞いたことがあっても、具体的にどんな内容の制度なのか知らない人もいるでしょう。
年金分割制度とは、離婚する時に婚姻期間中の年金を分け合える制度です。離婚時の財産分与の一部と考えると分かりやすいかも知れませんね。
今回はこの離婚時の年金分割制度について、分かりやすく連載形式でお話ししていきます。
初回は、年金分割制度の勘違い、についてです。

勘違いその1:妻が夫に請求できる
離婚時の年金分割は、妻が夫に請求できるものと思っている人がとても多いのですが、勘違いです。
例えば、夫婦が共働きで2人とも会社員の場合、収入が多い方から少ない方へ年金の一部が分け与えられます。妻の方が収入が多ければ、年金分割は夫が妻に請求し、将来、妻が夫に年金の一部を分けるということになるのです。
また、年金分割は国民年金は対象にならないため、夫が自営業などで国民年金に加入している場合は、年金分割の請求そのものができません。

勘違いその2:夫の年金の半分がもらえる
夫が老後に受け取れる年金額の半分を、妻はそのままもらえるものと思っている人もいます。しかし、これも勘違いです。
夫がもらえる将来の年金の金額を半分請求できるのではなく、対象となる婚姻期間中の厚生年金の記録だけが半分請求できるのです。
ちなみに、適用されるのは厚生年金の記録だけなので、配偶者が自営業の国民年金だけに加入していた場合、年金分割はできないのです。

勘違いその3:手続き不要で離婚後自動的に分割される
離婚すれば、年金は特に手続きしなくても自動的に分割されると思っていませんか?これも勘違いです。
夫婦の合意が不要な3号分割も、夫婦間の合意と公正証書などが必要な合意分割も、年金分割を請求する側が離婚後2年以内に、年金事務所へ出向いて所定の手続きをする必要があるのです。
この手続きをしなければ、年金分割はされません。

いかがでしたか?
年金分割制度の言葉は知っていても、正しく内容を把握している方は少なく、自分の勘違いに気が付いた人も多いのではないでしょうか?
年金分割について曖昧な知識のまま離婚をすすめてしまうと、後で後悔することにもなりかねません。
不明点や疑問点などがあれば、離婚や年金分割問題の専門家に相談しておくと安心ですね。

それでは、また次回お会いしましょう。

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