不倫相手に離婚の慰謝料はダメ?

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不倫相手に離婚の慰謝料はダメ?

GW後半。みなさんは如何お過ごしでしょうか?
私はテレビで話題ネモフィラを見に行ってきました。
期待を裏切らない圧倒的な美しさに、感動した行政書士の阿久津です。(#^.^#)

今年2月、離婚に伴う精神的苦痛に対する慰謝料を、元配偶者の不倫相手に請求できるかが争われた訴訟で、最高裁(宮崎裕子裁判長)は、「特段の事情がない限り、請求できない」との初判断を示しました。
ニュースや新聞でも取り上げられ、社会的にも非常に関心の高い判決となりましたが、一般の方には、この最高裁が下した判決の内容が分かりにくく、誤解されかねない内容だと思いました。
今回は、この判決内容について分かりやすくお話しましょう。

裁判の内容は?
仮に裁判を起こした原告をAさんとしましょう。
Aさんは、2010年に発覚した妻の不倫が原因で2015年に離婚しました。
同年にAさんは、離婚したことによって受けた精神的苦痛に対する慰謝料495万円の支払いを元妻の不倫相手の男性に求めて裁判を起こしました。
第1審、第2審とも不倫相手に慰謝料など198万円の賠償を命じましたが、最高裁ではAさんの訴えを認めませんでした。
つまり、慰謝料ゼロが確定したのです。元妻の不倫相手の男性には慰謝料を請求することはできない、という判断を示したわけです。

誤解されるわけは?
離婚に伴う慰謝料を(元妻の不倫相手に)請求することはできない。
この判決だけを読めば、
「不倫相手から慰謝料は取れないの?」
「不倫がバレて慰謝料請求されても払わなくていいんだ?」
と、思ってしまう人が多いのでしょう。
不倫してバレて訴えられても、慰謝料を支払わなくてもいいよ、という判決ではなく、不倫が原因で離婚してしまい、離婚したことによって受けた精神的苦痛に対する慰謝料は、不倫相手は支払わなくてもいいよ、という意味なのです。
ややこしいですよね。

離婚するかどうかは夫婦の問題
最高裁は、「離婚したことで受けた精神的苦痛に対する慰謝料が請求できるのは基本的には配偶者に対してだけ」であり、「離婚するかどうかは夫婦で決めるべきこと」との判断でした。
結局、離婚するかどうかは夫婦の問題であり、夫婦が決めるべきことであり、離婚の原因を作った不倫相手は、所詮第三者に過ぎず、離婚に関しては無関係ということです。

個人的には、不倫相手に対してはもっと厳しい判決が出ても良かったのでは?と思います。厳しい判決は、不倫増加の抑止力にもなるはずですからね。

それでは、また次回お会いしましょう。

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